(パート1からの続きです)

* * * * *

 私は、佳川奈未さんに自分の描いた絵をプレゼントすることをずっと夢見ていました。
 それは、私にとってとっても意味のあることだったのです。

 私が絵を描く楽しさを思い出すことができたのは、佳川先生のおかげなのです。佳川先生が、自分が本当に好きな道に賭けるとはどういうことなのかを、数多くの著書を通して私に教えてくださったのです。
 それまで私は、佳川先生の著書を読み、その内容に納得しながらも、現実では自分の「やるべきこと」にばかり集中していて、自分が本当にやりたいことは何かなんて考えようともしていなかったのです。
 というよりも、きっと考えるのが怖かったんだと思います。
 私には、今ある現実が本当は自分の欲しいものではないと認める勇気がなかったのです。
 自分の進む道はこれしかないと思い込んでいて、しかも、それは自分で選択した道だったのだから、それが自分の本当に進みたい道じゃないなんて、当時の私には認めることができませんでした。
 でも今だからわかります。確かにその道は私が選んだ道ではあったのですが、実際は家族の期待を自分の中に内面化(internalize)して選択していたにすぎないのです。そして、私は自分の意思で選択をしたと思いこんでいただけでした。

 でも、そんな私にも、様々な変化を通して、ブレイクスルーの瞬間がやってきました。
 私は知ってしまったのです。自分が本当にやりたいことは何だったのかということを!!
(詳しくは、過去のブログ記事『悩みの向こうに』をお読みください☆)
 それは、絵を描くということでした。
 そして、究極の夢は、「ディズニーで手描きの(コンピューター製作でない)アニメーション映画を作る」というものだったのです。
(こう言うと、「うつくしき法律家」になる夢との矛盾があるようにも聞こえますが、実はこの2つの夢は関連しているのです!詳しくは、後々お話したいと思います。)

 この大きな気づきは、私にとってかけがえのない宝物となりました。
 「この気持さえあれば、私はこれからの人生を成功に向かって歩んでいける・・・」
 私にそう信じさせるパワーのある、偉大なる心の働きに気づくことができたのですから。
 そしてそれは、佳川奈未さんの助けなしには実現することのなかったものでした。
 だからこそ私は、大切な気づきを得る手助けをしてくださった佳川奈未さんに、感謝の気持を自分の描いた絵に託してお伝えしたいと、そう思っていたのです。

 そうは言っても、実際に絵を描くことは私にとってある意味チャレンジのようなものでした。
 何しろ、もう10年以上も絵らしい絵なんて描いたことがなかったのですから・・・。
 自分の創造力を使ってオリジナルの絵を描こうとしても、”描く感覚”を忘れてしまっていてなかなか思うように描けないのです。 
 もちろん最終的に何かの絵は出来上がるのですが、とても納得のいくものではないので、描いていてちっとも楽しくないのです。

 そんな私の打開策は、「お手本の絵を真似して描く」というものでした。
 手本になる絵を見ながら描くと、不思議とまるでコピーしたかのようにそのお手本にそっくりな絵を描くことができるのです。
 しかも、その仕上がりの美しさといったら!
 自分でも思わず見とれてしまう絵を描くことができるのです
 私は、私の大好きな漫画で、アメリカに持ってきていた『キャンディ・キャンディ』の単行本の表紙の絵を、お気に入りのものから真似して描いていきました。
(プロフィール・ピクチャーとして使用している絵も、私が描いたものです☆『キャンディ・キャンディ』の7巻の表紙を写生しました。)
 そうやって、人の絵を真似して描いていくうちに、そのうち自分のオリジナルの絵を描くことができるようになるだろうと、そう思ったのです。

 でも、佳川奈未さんに自分の描いた絵をプレゼントするとなると、やっぱり「私にしか描けない絵」をプレゼントしたいと思ったのです。
 そしてこれを、自分だけのオリジナルの絵を描いていくいいきっかけにしようと思いました。

 そして、私の中ではなぜか「マーメイドの絵を描きたい」と気持ちが既に決まっていたのです。
 きっとそれは、ディズニー映画の『リトル・マーメイド』の影響が大きかったのだと思います。
 幼かった私と、『リトル・マーメイド』との強烈な出会い・・・。この出会いがなかったなら、私は今アメリカにいなかったかもしれません。
 私の全ての原点である、『リトル・マーメイド』とアリエル。
 私は、マーメイドが人間の世界に切に憧れる姿が、今の私の気持を的確に表現していると感じたのです。
 でも、それは切迫感や悲哀感、執着心を感じさせるものではなく、マーメイドが小さな胸を憧れと期待で情熱的に焦がしながらも、瞳にはピュアな輝きを見せる、そんな絵が描きたかったのです。


 そしてある時ふと、思いつきました。
 「そうだ、漫画家の文月今日子先生に会ってみよう」


(パート3に続く)
2009.08.17 Mon l ├夢 l Comments (0) Trackbacks (0) l top

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